不自然
「不自然な笑顔」などのように使う「不自然」という言葉。
「不自然」は、音読みで「ふしぜん」と読みます。
「不自然」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「不自然」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
不自然の意味
「不自然」には次の意味があります。
・自然さがないこと。無理があること。また、そのさま。（出典：デジタル大辞泉）
「不自然」とは、わざとらしいことや、自然に反していて好ましくない様子を言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そいつは本当とは思えないんだが、他のどんな解釈でももっと不自然さ。
（出典：ドイル／鈴木幸夫,鮎川信夫,内田庶,中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』）
・しかしぼくの様子はそれほどまでに不自然で異様なものだったのだろうか。
（出典：石塚浩之『UV』）
・ファンであることを示す言葉をかけなければ不自然だろうかと思った。
（出典：乙一『さみしさの周波数』）
・不自然に抑えつけられた無言の瞬間にはむしろ物凄い或物が潜んでいた。
（出典：夏目漱石『明暗』）
・母親が関わっていることだから、不自然なほど無視していたのだろう。
（出典：三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 第6巻 ~栞子さんと巡るさだめ~』）
類語
・変（へん）
意味：普通と違っているさま。ようすがおかしいさま。（出典：デジタル大辞泉）
・異常（いじょう）
意味：普通と違っていること。正常でないこと。また、そのさま。（出典：デジタル大辞泉）
・不可解（ふかかい）
意味：理解しようとしても理解できないこと。また、そのさま。（出典：デジタル大辞泉）
・風変り（ふうがわり）
意味：ようすや性質・行動などが普通と違っていること。また、そのさま。（出典：デジタル大辞泉）
・妙（みょう）
意味：不思議なこと。奇妙なこと。また、そのさま。（出典：デジタル大辞泉）
