不老不死
「未だ不老不死の薬はない」などのように使う「不老不死」という言葉。
「不老不死」は、音読みで「ふろうふし」と読みます。
「不老不死」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不老不死」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
不老不死の意味
「不老不死」には次の意味があります。
・いつまでも年をとらず、また死なないこと。(出典:四字熟語を知る辞典)
「不老」は「いつまでも若く、年をとらないこと」、「不死」は「いつまでも死なず、永遠に生き続けること」を意味します。
似た言葉の「不老長寿(ふろうちょうじゅ)」は「いつまでも年を取らず、長生きすること」を意味する言葉で、「不死」という意味は含みません。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もともとは人間だったから、不老不死の肉体というのは無理があるのよ。
(出典:奈須きのこ『月姫 白日の碧(シエル・トゥルーエンド)』)
・俺は不老不死という、普通の人間とは遠くかけ離れた存在となっていた。
(出典:同人『涼宮ハルヒの微笑』)
・不老不死でいられるわけではないし、死ぬのだったら納得して死にたい。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説 6 飛翔編』)
・島の者は皆、どこかの山の奥に不老不死の薬はあると口を揃そろえていう。
(出典:坂東眞砂子『旅涯ての地(下)』)
・あなたはその女を不老不死に変えて、自分の愛人にしたのでしょうが?
(出典:フィリップ・J・ファーマー『階層宇宙シリーズ 2 異世界の門』)
類語
・不死身(ふじみ)
意味:不死であること。どんな病気・苦痛・傷・打撃にも耐えうるからだであること。また、そのからだやそのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不老長寿(ふろうちょうじゅ)
意味:いつまでも年を取らず、長生きすること。(出典:四字熟語を知る辞典)
・ゾンビ
意味:ブードゥー教で、まじない師が生き返らせて操る死人。また一般に、呪術じゅじゅつなどによって生きた姿を与えられた死体。(出典:デジタル大辞泉)
・フェニックス
意味:古代エジプトの想像上の鳥で、不死鳥と訳される。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・永生(えいせい)
意味:長生きすること。また、永遠の命。(出典:デジタル大辞泉)