不眠不休
「不眠不休で働く」などのように使う「不眠不休」という言葉。
「不眠不休」は、音読みで「ふみんふきゅう」と読みます。
「不眠不休」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不眠不休」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
不眠不休の意味
「不眠不休」には次の意味があります。
・物事を一所懸命にして眠りも休みもしないこと。(出典:四字熟語を知る辞典)
眠ること休むこともせず、物事に集中して取り組むという意味で用いられます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ここ何週間というもの、彼と彼の手下たちがほとんど不眠不休で働いているのは知っている。(出典:水野良『ロードス島戦記 外伝「黒衣の騎士」』)
・それから丸一日不眠不休で作業を続け、やっと現状に辿り着いたというところだ。(出典:喬林知『今日からマ王 第6巻 「きっとマのつく陽が昇る!」』)
・不眠不休で攻撃を続ける幻獣に対して防衛ラインを守る人類側はしだいに疲労の色を濃くしていった。(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 15-山口防衛戦4』)
・近江翁や奇輔たちも、この数カ月、ほとんど不眠不休の毎日にござった。(出典:高橋克彦『火城』)
・事件に取っ組むと、二日でも三日でも不眠不休で活動するこの男、昨夜の事件くらいでへこたれるような人物でないことは、だれよりもこの編輯長がよく知っている。(出典:横溝正史『空蝉処女』)
類語
・徹夜(てつや)
意味:夜どおし寝ないで過ごすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・夜通し(よどおし)
意味:夜の間ずうっとすること。一晩中。(出典:デジタル大辞泉)
・宵っ張り(よいっぱり)
意味:夜遅くまで起きていること。また、そのような習慣の人。(出典:デジタル大辞泉)
・不寝の番(ねずのばん)
意味:一晩中寝ないでいて番をすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・星を戴く(ほしをいただく)
意味:夜明け前の、まだ星のある時刻から出て勤める。朝の暗いうちから夜の遅くまで勤め励む。(出典:精選版 日本国語大辞典)