不注意
「不注意が怪我につながった」などのように使う「不注意」という言葉。
「不注意」は、訓読みで「ふちゅうい」と読みます。
「不注意」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不注意」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
不注意の意味
「不注意」には次の意味があります。
・注意が足りないこと。心が行きとどかないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「不注意」をわかりやすく言うと「注意が不足していること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だとしてもそれは日常の会話でたまに起こる程度の不注意だったはずだ。
(出典:虚淵玄『沙耶の唄』)
・本人が、あれは自分の不注意から起こった事故だと言っていたのです。
(出典:小野不由美『悪霊シリーズ 1 悪霊がいっぱい!?』)
・いくら不注意な者であっても、その音に気づかないはずはありません。
(出典:定金伸治『ユーフォリ・テクニカ王立技術院物語』)
・すると、料理女の小部屋が不注意にも半開きになっているのが見えたの。
(出典:アレティーノ/結城豊太訳『ラジオナメンティ』)
・お前自身の不注意が、お前がヒトだということを連中に知らせたのだ。
(出典:山本ゆうじ『モウグリの兄弟たち』)
類語
・見過ごす(みすごす)
意味:見ていながら気づかないでしまう。見落とす。(出典:デジタル大辞泉)
・油断(ゆだん)
意味:気をゆるすこと。たかをくくって、注意をおこたること。ぬかりがあること。不注意。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不覚(ふかく)
意味:油断して失敗すること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・抜かり(ぬかり)
意味:油断。手落ち。手ぬかり。(出典:デジタル大辞泉)
・うっかり
意味:ぼんやりして注意が行き届かないさま。(出典:デジタル大辞泉)