不在
「彼は今不在です」などのように使う「不在」という言葉。
「不在」は、音読みで「ふざい」と読みます。
「不在」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不在」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
不在の意味
「不在」には次の意味があります。
・本来いるべき場所にいないこと。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、「不在」は「いないこと」を指します。基本的にはその対象は人ですが、集団や組織、神などにも使われる場合があります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・火が出たとき不在だった両親は、彼のために盛大な葬式を出してやった。
(出典:宮部みゆき『クロスファイア上巻』)
・この時点ではもはや半分以上は田口の不在を確信するような気分であった。
(出典:内田康夫『遺骨』)
・しかし神は不在か、存在していても沈黙するだけで、助けてはくれない。
(出典:機本伸司『神様のパラドックス』)
・おれが不在だった十日あまりで、彼等の身にどんなことが起こったのだろう。
(出典:喬林知『今日からマ王 第2巻 「今度はマのつく最終兵器!」』)
・つい先ほど、不在票を置いてきた家からの連絡だろうかとまず、思った。
(出典:伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』)
類語
・留守(るす)
意味:外出して家にいないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・無人(むじん)
意味:人のいないこと。人の住んでいないこと。むにん。(出典:デジタル大辞泉)
・離席(りせき)
意味:席をたつこと。座席から離れること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不参(ふさん)
意味:参列・参加・出席などをしないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・欠席(けっせき)
意味:出席すべき会合などに出ないこと。また、生徒や学生が学校を休むこと。(出典:デジタル大辞泉)