不可解
「不可解な言動」などのように使う「不可解」という言葉。
「不可解」は、音読みで「ふかかい」と読みます。
「不可解」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不可解」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
不可解の意味
「不可解」には次の意味があります。
・理解しようとしても理解できないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「不可解」を分かりやすく言うと「一般的ではないため、すんなり理解できないこと」です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして町の家で母は今何をやっているだろうと不可解に思うのだった。
(出典:アンダスン/山屋三郎訳『ワインズバーグ・オハイオ』)
・それからの細江英公はしかし不可解なことに作品活動をやらなくなった。
(出典:小堺昭三『カメラマンたちの昭和史』)
・不可解な異星船のなかに向かって、部屋は十二キロ余りも広がっていた。
(出典:ジーン・ロッデンベリイ/冬川亘訳『宇宙大作戦 スター・トレック』)
・それでも昨日の晩からおれを包みこんでいた不可解な気配を消したかった。
(出典:初野晴『水の時計』)
・やがて彼女の唇が開き、またしても不可解な言語がほとばしり出てきた。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 6 禁断のパラダイス』)
類語
・不可思議(ふかしぎ)
意味:常識では考えられないこと。考え及ばないこと。異様なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・神秘(しんぴ)
意味:人間の知恵では計り知れない不思議なこと。普通の認識や理論を超えたこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・怪異(かいい)
意味:現実にはありえないような、不思議な事実。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・奇天烈(きてれつ)
意味:非常に奇妙なさま。非常にふしぎなさま。珍妙なさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・面妖(めんよう)
意味:まれなこと。奇怪なこと。不思議なこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)