不具合
「不具合がある」などのように使う「不具合」という言葉。
「不具合」は、音読みで「ふぐあい」と読みます。
「不具合」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不具合」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
不具合の意味
「不具合」には次の意味があります。
・具合のよくないこと。調子や加減のよくないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
身体や機械などの具合が悪いことを表します。
「故障」や「欠陥」と意味が近いですが、より柔らかい言い回しとして「不具合」と言うことがあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・体が不具合を起こすのには慣れているんです。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 14 “文学少女”見習いの、卒業。』)
・電気関係の設備のどこかに不具合が生じたのに違いない。
(出典:綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂6-2-8』)
・最初の不具合の状態は、夏バテや夏風邪だと思われても仕方のない状態だ。
(出典:小野不由美『屍鬼(上)』)
・だったらもっと些細な不具合を訴えてやってくる患者が多くてもいいはずだ。
(出典:小野不由美『屍鬼(下)』)
・見る限り、その手はどんな不具合も残しているようには思えなかった。
(出典:深草小夜子『悪魔の皇子 アストロッド・サーガ』)
類語
・欠陥(けっかん)
意味:欠けて足りないこと。不備な点。(出典:デジタル大辞泉)
・障害(しょうがい)
意味:個人的な原因や、社会的な環境により、心や身体上の機能が十分に働かず、活動に制限があること。(出典:デジタル大辞泉)
・不備(ふび)
意味:十分にととのっていないこと。そろうべき事柄や条件などが、完全にはそろっていないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・欠缺(けんけつ)
意味:ある要件が欠けていること。民事法規で用いられる語。(出典:デジタル大辞泉)
・傷(きず)
意味:人の行為・性質・容貌などや物事の不完全な部分。好ましくない点。欠点。(出典:デジタル大辞泉)