下落
「株価が下落する」などのように使う「下落」という言葉。
「下落」は、音読みで「げらく」と読みます。
「下落」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「下落」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
下落の意味
「下落」には次の意味があります。
・物価や相場、また、物事の価値などがさがること。(出典:デジタル大辞泉)
物価や相場などの価格や価値が低くなることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その成果によっては自分の作家価値は変貌し、下落する恐れさえもある。
(出典:霞流一『フォックスの死劇』)
・翌日になるとその紙幣の山がまた半分の価値に下落する恐れもあったから。
(出典:北杜夫『楡家の人びと (上)』)
・こうして供給のほうが増えてくると、当然、穀物価格は下落してきます。
(出典:井上ひさし『コメの話』)
・ここに住んでいる人たちの魂は、犬や豚よりも下落しているようだと思う。
(出典:坂口安吾『明日は天気になれ』)
・価格は下落しそして貨幣と利子は再びその真実価格を囘復するであろう。
(出典:リカード・デイヴィッド『経済学及び課税の諸原理』)
類語
・下がる(さがる)
意味:価値・値段・評価などが低くなる。(出典:デジタル大辞泉)
・低落(ていらく)
意味:価値が下がること。物価が安くなること。下落。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・値崩れ(ねくずれ)
意味:売り値が急激に下がること。(出典:デジタル大辞泉)
・急落(きゅうらく)
意味:物価、相場などが急にさがること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・暴落(ぼうらく)
意味:物価や株価が急に大幅に下がること。(出典:精選版 日本国語大辞典)