上品
「上品な顔立ち」などのように使う「上品」という言葉。
「上品」は、音読みで「じょうひん」と読みます。
「上品」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「上品」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
上品の意味
「上品」には次の意味があります。
・品格のあるさま。品のよいさま。また、味などの洗練されているさま。(出典:デジタル大辞泉)
人や物事にそなわっている品格や品質が良いことを意味します。
「上品」の反対語は「下品(げひん)」です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・しとやかなのに、どこか華やかで、上品な大人の女という雰囲気がある。
(出典:わかつきひかる『AKUMAで少女 2 ~嵐を呼ぶ転校生~』)
・私にはこの顔がかなり上品に思われ、気持よくさえも思われた。
(出典:ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(下)』)
・これ以上、上品で無表情な顔をすることは、なかなかできるものではない。
(出典:スタンダール『赤と黒』)
・陶磁器の中では一番上品な色を持っている。
(出典:北大路魯山人『古陶磁の価値』)
・あの方たちのお召し物ほどお上品なものをみたことがないわ。
(出典:オースティン/伊吹知勢訳『高慢と偏見(上)』)
・彼女のお上品ぶりと、食事の食べ方の洗練ぶりを考えて、彼は怒りをこめて荒々しく笑った。
(出典:モーム/北川悌二訳『人間の絆(上)』)
・さ、質問に答えるんだ、お上品ぶるのはよしてくれ!
(出典:クイーン/田村隆一訳『Xの悲劇』)
・お上品ぶりやがる。
(出典:南里征典『成城官能夫人』)