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一汁一菜とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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一汁一菜

「一汁一菜でよい」などのように使う「一汁一菜」という言葉。

「一汁一菜」は、音読みで「いちじゅういっさい」と読みます。

「一汁一菜」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「一汁一菜」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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一汁一菜の意味

「一汁一菜」には次の意味があります。

汁一品、おかず一品だけの食事。粗末で質素な食事。(出典:デジタル大辞泉)

一汁一菜の献立はもともと日本の伝統的な食事のスタイルでしたが、転じて質素な食事そのものも意味します。対義語として三汁七菜(さんじゅうしちさい)があります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・晝飯のおかずは茄子の煮つけ一皿だ。事變以後の一汁一菜の聲などと何の關りもない一皿であることは云ふまでもないだらう。
(出典:島木健作『東旭川村にて』)

・いわゆる一汁一菜ですが、その言葉のもつ清貧のイメージとは少々違うようにも思います。
(出典:麻生佳花『尼は笑う』)

・ただし、一汁一菜の内容は、なかなか食通で、手がこんでいた。
(出典:石川淳『焼跡のイエス・処女懐胎 他』)

・この勤行が終わると、寺の掃除、庭や墓の手入れなどをして、一汁一菜の食事を共にする。
(出典:三浦綾子『ちいろば先生物語』)

・病院で僕は、生命を維持するのに、幾グラムかの流動食で充分だったし、体力を回復するのに、僅かな粥と一汁一菜とで足りた。
(出典:豊島与志雄『慾』)

類語

粗衣粗食(そいそしょく)
意味:粗末な衣服と粗末な食べ物。(出典:精選版 日本国語大辞典)

箪食瓢飲(たんしひょういん)
意味:簡素な飲食物。また、清貧の生活に安んじることのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

精進料理(しょうじんりょうり)
意味:魚介類や肉類を用いず、穀物・野菜などを主とする料理。(出典:デジタル大辞泉)

懐石(かいせき)
意味:温石(おんじゃく)で腹を温めるのと同程度に腹中を温め、空腹をしのぐ軽い料理。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

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