ロケハン
「ロケハンの帰り」などのように使う「ロケハン」という言葉。
「ロケハン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ロケハン」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ロケハンの意味
「ロケハン」には次の意味があります。
・ロケーションに適した場所を探して歩くこと。(出典:デジタル大辞泉)
「ロケハン」は「ロケーションハンティング(location hunting)」の略語であり、和製英語です。
「ロケーション」は「野外撮影」、「ハンティング」は「捜索」を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ロケハンで札幌行ったり関西にきたり大忙しらしいわ。
(出典:有栖川有栖『海のある奈良に死す』)
・ロケハンの結果を他のスタッフに伝えていたのだろう。
(出典:有栖川有栖『海のある奈良に死す』)
・車で町をロケハンすると、ラクダの隊商が車の脇を歩いていくの。
(出典:盛田隆二『サウダージ』)
・岩手を知らない他人に任せる気になれなくてロケハンの案内役を名乗り出た。
(出典:高橋克彦『蒼い記憶』)
・ロケハンの結果、撮影場所の候補は、島の西海岸ということになった。
(出典:喜多嶋隆『プールサイドで踊ろう』)
類語
・下見(したみ)
意味:前もって見て調べておくこと。下検分。(出典:デジタル大辞泉)
・ロケーション
意味:映画・テレビなどで、撮影所または放送局の外へ出て自然の景色や町並みを背景に撮影すること。野外撮影。ロケ。(出典:デジタル大辞泉)
・ロケ
意味:「ロケーション」の略。(出典:デジタル大辞泉)
・下調べ(したしらべ)
意味:あらかじめ調査しておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・リサーチ
意味:調査。研究。(出典:デジタル大辞泉)