ロイヤルブルー
「ロイヤルブルーのジャケット」などのように使う「ロイヤルブルー」という言葉。
英語では「royal blue」と表記します。
「ロイヤルブルー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ロイヤルブルー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ロイヤルブルーの意味
「ロイヤルブルー」には次の意味があります。
・色名の一つ。古代ローマ帝政の時代から高貴な地位の象徴といわれた紫みの濃い青。紫みが加わり、青に深みが出ることで高貴なイメージになっている。(出典:色名がわかる辞典)
ロイヤルブルーは色名の一つであり、イギリス王室の公式カラーとして使われています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あくまで深く、天上のものともいえるようなロイヤルブルー。
(出典:ニコル『C・W・ニコルの野性記』)
・あざやかなロイヤルブルーのドレスを着た、すらりとした女性が歩いてくるのが見えた。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 7 “文学少女”と神に臨む作家 上』)
・廊下は上品なロイヤルブルーの絨毯が敷かれ、途中から扉で仕切られている。
(出典:五百香ノエル『骸谷温泉殺人事件』)
・少しでも花嫁の母親らしく見せようと苦労して求めたのは、英国王室の淑女たちのお好み、ロイヤルブルーの絹のスーツ。
(出典:森瑤子『秋の日のヴィオロンのため息の』)
・せめて中だけはシックにと、黒のシャツにロイヤルブルーのネクタイを合わせたら、余計に怪しいコーディネートになってしまった。
(出典:椹野道流『鬼籍通覧1 暁天の星』)
類語
・ロイヤルパープル
意味:色名の一つ。やや青みがかった深い紫色のこと。(出典:色名がわかる辞典)
・濃藍(こいあい)
意味:色名の一つ。JISの色彩規格では「ごく暗い青」としている。(出典:色名がわかる辞典)
・ウルトラマリン
意味:絵具の色名の一つ。中世頃から,天然鉱石のラピス・ラズリを粉砕してつくった青色顔料。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・青藍(せいらん)
意味:鮮やかなあいいろ。青藍色。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・群青色(ぐんじょういろ)
意味:色名の一つ。JISの色彩規格では「こい紫みの青」としている。(出典:色名がわかる辞典)