レットイットビー
「レットイットビーでいこう」などのように使う「レットイットビー」という言葉。
「レットイットビー」は、英語で「let it be」と読みます。
「レットイットビー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「レットイットビー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
レットイットビーの意味
「レットイットビー」には次の意味があります。
・あるがままに。構わないでおいて。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、無理に繕うのではなくありのままでいい、そのまま放っておいて、というような意味になります。
「let」は使役動詞で、「~させる」という意味です。
「it」は代名詞で「それ」、「be」は「在る」という動詞です。
直訳すると「それがそうであるようにさせなさい」というような意味になります。
そこから、状況に応じて「あるがままにしなさい」「そのままにしておきなさい」「なすがまま」というように意訳されます。
オートレースなどの競技で進路妨害があった場合に、「邪魔するな!」という意味で「Let it be!」と叫ばれることもあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あまり無理をしないで。レットイットビーでいいんだよ。
・レットイットビーっていうじゃない?そのままの君でいいんだよ。
・『レットイットビー』はビートルズの名曲の一つです。
類語
・有りの儘(ありのまま)
意味:実際にあるとおり。偽りのない姿。ありてい。(出典:デジタル大辞泉)
・其の儘(そのまま)
意味:その状態のとおりで変化のないこと。もとのまま。今のまま。あるがまま。(出典:デジタル大辞泉)
・有体(ありてい)
意味:ありのままであること。偽りや飾りのないさま。ありよう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・無為(むい)
意味:自然のままに任せて、手を加えないこと。作為のないこと。また、そのさま。ぶい。(出典:デジタル大辞泉)
・自然(しぜん)
意味:言動にわざとらしさや無理のないさま。(出典:デジタル大辞泉)