ルーツ
「カレーのルーツ」などのように使う「ルーツ」という言葉。
英語では「roots」と表記ます。
「ルーツ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ルーツ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ルーツの意味
「ルーツ」には次の意味があります。
・ものごとのおおもと。起源。出自。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「ルーツ」は「おおもと」という意味があるので、「先祖」、「始祖」という意味でも使います。
小説などの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・日本人がカレーを食べるようになったのは軍隊食がルーツであるらしい。
(出典:桜坂洋『よくわかる現代魔法 第5巻 たったひとつじゃない冴えたやりかた』)
・休んでいる間に音楽のルーツを考えたり、音楽の変遷を見ていたんだ。
(出典:尾崎豊『堕天使達のレクイエム』)
・西王母の神話とは、いわば、あの七夕伝説のルーツにもなった話である。
(出典:今邑彩『翼ある蛇(「蛇神」シリーズ第2巻)』)
・この町を歩くことは、それだけで、自分のルーツにふれることになる。
(出典:下田治美『愛を乞うひと』)
・あの作品のルーツはこんなところにあったのだなあ、と、現在感無量である。
(出典:筒井康隆『不良少年の映画史 PART1』)
類語
・先駆者(せんくしゃ)
意味:事を他にさきがけて行なった人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・発端(ほったん)
意味:物事が始まること。また、物事や書物の初め。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・源流(げんりゅう)
意味:物事の起こり。始まり。起源。(出典:デジタル大辞泉)
・淵源(えんげん)
意味:物事の起こり基づくところ。根源。みなもと。(出典:デジタル大辞泉)
・由来(ゆらい)
意味:物事がそれを起源とするところ。(出典:デジタル大辞泉)