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ルビコン川を渡るとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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ルビコン川を渡る

「ルビコン川を渡るつもりで起業する」などのように使う「ルビコン川を渡る」という言葉。

「ルビコン川を渡る」は、訓読みで「るびこんがわをわたる」と読みます。

「ルビコン川を渡る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「ルビコン川を渡る」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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ルビコン川を渡るの意味

「ルビコン川を渡る」には次の意味があります。

ある重大な決断・行動をすることのたとえ。(出典:故事ことわざ辞典)

ルビコン川とは、古代ローマ時代、ガリアとイタリアを隔てていた川のことです。
内乱を起こしたカエサルが法を犯してローマに進軍する際、元老院令を無視してルビコン川を渡ったという故事から、後戻りのできない重大な一歩を踏み出すことを意味するようになりました。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ひとたびルビコン川を渡ってしまうと、あとは遠慮も会釈もなかった。
(出典:モーパッサン/木村庄三郎訳『脂肪の塊・テリエ楼』)

・創刊号がないのでは話が違う、俺はそこまで面倒見切れんぞと主張したが時既に遅し、俺はルビコン川をとっくに渡っていたことに気づいていなかったのだ。
(出典:米澤穂信『古典部シリーズ1 氷菓』)

・恐ろしい話だったが、語り終えた時の紗枝子の顔は、ルビコン川を渡ったような興奮から、むしろ紅潮していた。
(出典:内田康夫『贄門島(にえもんじま)上』)

・いまやルビコン川を渡ってしまったんですから。規制を緩和して、金融機関が相互に乗り入れるのは大きな前進です。
(出典:高杉良『金融腐蝕列島(下)』)

・ホンダはルビコン川を渡ったのである。今後ホンダの経営は米国色が一段と強まる。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』)

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類語

賽は投げられた(さいはなげられた)
意味:いったん決断して行動を始めた以上、最後までやりぬくしかない、ということのたとえ。(出典:故事成語を知る辞典)

乾坤一擲(けんこんいってき)
意味:さいころを投げて、天が出るか地が出るかを賭けること。自分の運命をかけるような大仕事、大勝負をすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

背水の陣(はいすいのじん)
意味:河川や湖などを背にした決死の陣立て。転じて、一歩も退けない絶体絶命の立場で事にあたることのたとえ。(出典:ことわざを知る辞典)

一か八か(いちかばちか)
意味:結果はどうなろうと、運を天に任せてやってみること。(出典:デジタル大辞泉)

後に引けない(あとにひけない)
意味:やめられない。また、譲歩できない。(出典:デジタル大辞泉)

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