リフレイン
「頭の中でリフレインする」などのように使う「リフレイン」という言葉。
英語では「refrain」と表記します。
「リフレイン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「リフレイン」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
リフレインの意味
「リフレイン」には次の意味があります。
・韻文で、同じ句を繰り返して用いること。また、その部分。特に、一節の終わりの繰り返しをいうこともある。(出典:精選版 日本国語大辞典に)
「リフレイン」は音楽や文章などの繰り返しを意味しますが、転じて、「記憶などが繰り返すこと」という意味でも使います。
「リフレイン」は「ルフラン」とも言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・とくに熱をこめて踊ったのはつぎのようなリフレインのところだった。
(出典:ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟(2)』)
・そこには微妙きわまる音楽があって、二つの声のリフレインが響いています。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
・その言葉であまり思い出したくなかった記憶がリフレインする。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密 第03巻』)
・最低という言葉が頭の中でリフレインし、やるせない気持ちになったときだ。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ03 “文学少女”と繋がれた愚者』)
・学生どもの口ずさむメロディが何度も頭の中でリフレインしていただけだ。
(出典:馳星周『不夜城』)
類語
・ルフラン
意味:韻文で、同じ句を繰り返して用いること。また、その部分。特に、一節の終わりの繰り返しをいうこともある。(出典:精選版 日本国語大辞)
・畳句(じょうく)
意味:同じ語句を重ねて用いる手法。また、その句。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・繰返(くりかえし)
意味:同じことを何度もすること。反復。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・奏法(そうほう)
意味:楽器を演奏する専門的な方法、技巧。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・再度(さいど)
意味:ふたたび。二度。両度。副詞的にも用いる。(出典:デジタル大辞泉)