リスキー
「後先考えず動くのはあまりにリスキーだ」などのように使う「リスキー」という言葉。
英語では「risky」と表記します。
「リスキー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「リスキー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
リスキーの意味
「リスキー」には次の意味があります。
・危険の多いさま。冒険的。(出典:デジタル大辞泉)
「リスキー」をわかりやすく言うと、危ないことが起きる可能性がいくつもあるという意味になります。
危ないということを理解したうえで、上手くいくかどうか見通せないことを行動にうつすという様子もあらわすことのある言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・君の言い分は健全で正しい。たしかにリスキーな計画だ。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)
・どこまで進めばゴールで、何を見つければ作戦成功なのかも分からないまま、リスキー極まりない調査はひたすら続く。
(出典:鎌池和馬『とある科学の超電磁砲』)
・飛込みはリスキーなスポーツだし、悪くすれば命の危険もある。
(出典:森絵都『DIVE!! 上』)
・いずれにしても、非常に手間がかかるし、リスキーだと思いませんか?
(出典:貴志祐介『硝子のハンマー』)
・とてつもなくリスキーだが、しかし圏内でアイテムを奪うほとんど唯一の方法だとシュミットは直感した。
(出典:九里史生『SAO-Web-外伝5 圏内事件』)
類語
・ハイリスク(high risk)
意味:危険性が高いこと。(出典:デジタル大辞泉)
・冒険的(ぼうけんてき)
意味:危険を承知で物事にあたるさま。成功するかどうか予想のつかないことを、思いきってするさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・危険(きけん)
意味:あぶないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・諸刃の剣(もろはのつるぎ)
意味:一方では非常に役に立つが、他方では大きな害を与える危険もあるもののたとえ。両刃の剣。(出典:デジタル大辞泉)
・無謀(むぼう)
意味:深い考えのないこと。無計画なこと。また、そのさま。成功する見込みもないのに行動することにいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)