ラスボス
「ついにラスボスが登場」などのように使う「ラスボス」という言葉。
「ラスボス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ラスボス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ラスボスの意味
「ラスボス」には次の意味があります。
・ロールプレーイングゲームやシューティングゲームなどの最後に登場する敵。(出典:デジタル大辞泉)
「ラストボス(last boss)」の略語で、戦いの最後に出てくる、一番手強い相手のことを意味します。
もともとはゲームから生まれた言葉でしたが、現実においても競争や交渉事などで、敵となるチームや団体の一番強い人または権力がある人を例える際に用いられることもあります。
なお、「last boss」は和製英語で、「last stage(最後のステージ)に登場するboss」から来ていると言われています。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どんなに強い魔法でも、名前がついていなければラスボスは倒せない。
(出典:桜坂洋『よくわかる現代魔法 第6巻 Firefox!』)
・風間はボスのふりをしたただの手先で、本当のラスボスはその背後に控えているという可能性もあるのか。
(出典:乾くるみ『リピート』)
・失敗なのはラスボス戦すら省いてしまったことだった。
(出典:谷川流『涼宮ハルヒ特別編 「ハルヒ劇場 act2」』)
・この物語のラスボス、俺が立ち向かうべき敵は、一番最初から変わっちゃいないんだから。
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第12巻』)
・それが可能となるのは、いつか誰かがこの浮遊城のてっぺんにいるラスボスを倒した時だけ。
(出典:川原礫『ソードアート・オンライン 第1巻』)
類語
・親玉(おやだま)
意味:仲間の中心になる人物。頭(かしら)。(出典:デジタル大辞泉)
・ボス(boss)
意味:親分。親玉。顔役。(出典:デジタル大辞泉)
・大将(たいしょう)
意味:剣道や柔道などの団体戦で、最後に戦う人。(出典:デジタル大辞泉)
・ドン(スペイン語・イタリア語 Don)
意味:首領。ボス。(出典:デジタル大辞泉)
・トップ(top)
意味:あるまとまりの中での最上層。また、そこに位置する人や物。(出典:デジタル大辞泉)