モラルハザード
「モラルハザードに注意する」などのように使う「モラルハザード」という言葉。
「モラルハザード」は、英語で「moral hazard」と表記します。
「モラルハザード」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「モラルハザード」の意味や使い方や類語について、用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
モラルハザードの意味
「モラルハザード」には次の意味があります。
・規律の喪失、倫理観の欠如した状態のこと。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
「モラルハザード」はもともと保険用語で「保険契約者が保険に安心して、不注意などにより事故を起こす危険性」という意味で使われる言葉です。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・保険に加入した安心感からモラルハザードが生じてしまう。
・今回の措置によるモラルハザードを懸念している。
・モラルハザードを防止するためのシステムの構築が急がれる。
・倒産の危機だったのに、これほど無駄に資金を消費する判断はモラルハザードと言える。
類語
・デカダンス
意味:虚無的、退廃的な風潮や生活態度。(出典:デジタル大辞泉)
・不道徳(ふどうとく)
意味:道徳にそむくこと。道徳的でないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・インモラル
意味:道徳、道義に反すること。不道徳であるさま。不品行であるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不徳義(ふとくぎ)
意味:人の守るべき道にそむくこと。義理を欠くこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・非道(ひどう)
意味:道理でないこと。道にはずれること。非理。また、人情にはずれること。常識では考えられないようなひどいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)