モブ
「モブキャラ」などのように使う「モブ」という言葉。
英語では「mob」と表記します。
「モブ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「モブ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
モブの意味
「モブ」には次の意味があります。
・ 群集。暴徒。(出典:大辞林 第三版)
たくさんの人や物が一か所に集まっていることをいい、「モッブ」と表記される場合もあります。
例えばアニメでは、大人数の中にいる名前のないキャラクターのことを「モブキャラ」といいます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・まばらに道を歩く人の顔は、油絵に描かれたモブのようにはっきりしない。
(出典:桜坂洋『よくわかる現代魔法 第01巻』)
・なんか、雰囲気からもうモブ的なんだよな。
(出典:西尾維新『ネコソギラジカル(中) 赤き制裁vs.橙なる種』)
・ペイント・ロック駅に待ち構えた白人モブに無理やりに下車させられ、スコッツボロに連行されたのは、一九三一年三月二五日のことであった。
(出典:伊佐千尋『検 屍 M・モンローのヘア』)
・それを知らないモッブは全市から蝟集して来て、何時の間にか統率者が出来て、頑強に犯人の引渡しを要求している。
(出典:牧逸馬『双面獣』)
・モッブたちは絶叫した。
(出典:国枝史郎『神州纐纈城』)
類語
・一叢(ひとむら)
意味:集まっている一団。(出典:大辞林 第三版)
・群民(ぐんみん)
意味:多くの人民。(出典:デジタル大辞泉)
・大勢(おおぜい)
意味:多くの人。(出典:デジタル大辞泉)
・人集り(ひとだかり)
意味:人が群がり集まること。(出典:デジタル大辞泉)
・烏合の衆(うごうのしゅう)
意味:規律も統一もなく寄り集まった群衆。(出典:デジタル大辞泉)