モノトーン
「モノトーンコーデ」などのように使う「モノトーン」という言葉。
英語では「monotone」と表記します。
「モノトーン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「モノトーン」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
モノトーンの意味
「モノトーン」には次の意味があります。
・色の配色が、単一色の濃淡・明暗で構成されること。特に、黒、白、グレーなどの無彩色だけで構成されているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「モノトーン」は色に関して使用されているイメージですが、「単調である」という意味もあるので、「モノトーンな反応」というようにも使えます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・アナウンサーがニュースを読んでいるようなモノトーンな口調だ。
(出典:藤田宜永『標的の向こう側』)
・黒と白のモノトーンに徹したところに、自分の時代を読む目があったに違いない。
(出典:林真理子『最終便に間に合えば』)
・家具はモノトーンで統一されており、どれもシンプルなデザインのものだ。
(出典:椹野道流『鬼籍通覧6 亡羊の嘆』)
・ひろみに出会って、人生とはそんなモノトーンではないことをおしえられた。
(出典:森村誠一『生前情交痕跡あり』)
・天然色あふれる世界の中で、女が立っているところだけがモノトーンに見えた。
(出典:桜坂洋『よくわかる現代魔法 第1巻』)
類語
・単色(たんしょく)
意味:1色だけで他の色のまじっていない色。(出典:デジタル大辞泉)
・無地(むじ)
意味:全体が同じ色で模様がないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・単彩(たんさい)
意味:一色で色付けすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・無垢(むく)
意味:布地が全部無地で同色であること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・一本調子(いっぽんちょうし)
意味:調子が同じで、変化に乏しいこと。(出典:デジタル大辞泉)