マイノリティ
「性的マイノリティ」などのように使う「マイノリティ」という言葉。
英語では「minority」と表記します。
「マイノリティ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「マイノリティ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
マイノリティの意味
「マイノリティ」には次の意味があります。
・少数。少数派。(出典:デジタル大辞泉)
「マイノリティ」とは、「ある範囲内で数が少ない物事」です。
最近では、性的マイノリティを指す意味で使用されることもあります。
少数民族の事を指して「マイノリティ」ということもあります。
どの「マイノリティ」も「少数派」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・アメリカにはブラック・セミノール族というマイノリティが存在します。彼らの祖先は逃亡奴隷です。
(出典:内田樹『寝ながら学べる構造主義』)
・黄色人種が珍しくておもしろい、というだけの理由ではないと思う。彼らは、むしろマイノリティの存在に慣れている気もする。
(出典:川島誠『ロッカーズ』)
・ふえず口くん、私のようなマイノリティは本当に生きにくいよ。
(出典:山田詠美『快楽の動詞』)
・私は思うのだが、マイノリティにはいつも価値がある。
(出典:山田詠美『快楽の動詞』)
・屍鬼というのは圧倒的なマイノリティであることを運命づけられているんです
(出典:小野不由美『屍鬼(下)』)
類語
・少数派(しょうすうは)
意味:属する人数の少ない方の派。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・性的マイノリティ(せいてきマイノリティ)
意味:同性愛者・両性愛者・性同一性障害者などのこと。性的少数者。セクシュアルマイノリティー。(出典:デジタル大辞泉)
・少数民族(しょうすうみんぞく)
意味:複数の民族により構成される国で、人口が少なく、支配的勢力を持つ民族とは異なった文化を有する民族。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ボーカルマイノリティ(vocal minority)
意味:政治的意見を積極的に表明する少数派。声の大きな少数者。(出典:デジタル大辞泉)