ボーダーライン
「成否のボーダーライン」などのように使う「ボーダーライン」という言葉。
英語では「border line」と表記します。
「ボーダーライン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ボーダーライン」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ボーダーラインの意味
「ボーダーライン」には次の意味があります。
・境界線。また、どちらとも決めにくいすれすれの所。(出典:大辞林 第三版)
「成否のボーダーライン」で「成功するかどうかのすれすれの所」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もう一つ、試合に出られるか出られないかのボーダーラインにいる選手が二人いた。
(出典:小菅正夫『〈旭山動物園〉革命――夢を実現した復活プロジェクト』)
・サトウ君は、人間に対する評価のボーダーラインが無垢なのだ。
(出典:佐野洋子『神も仏もありませぬ』)
・ファッションに関しては極彩色を好み、お洒落と悪趣味のボーダーラインを行き来している龍村だが、インテリアに関しては、意外にもシックなものが好きらしい。
(出典:椹野道流『鬼籍通覧6 亡羊の嘆』)
・何せ明確に法で定められた訳ではないので、どこまでがオーケーで、どこからがいけないのか、その明確なボーダーラインが存在しないのだから。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第07巻』)
・各地域にある、大学の一次試験、二次試験のボーダーラインの52・0だの58・5などの数字が、次から次へと画面にうつし出される。
(出典:群ようこ『撫で肩ときどき怒り肩』)
類語
・境界線(きょうかいせん)
意味:土地のさかいめの線。また、物事のさかいめ。(出典:デジタル大辞泉)
・分け目(わけめ)
意味:物事がどちらに決定するかの境目。わかれめ。(出典:デジタル大辞泉)
・境目(さかいめ)
意味:境となる所。相接する所。分かれ目。(出典:デジタル大辞泉)
・分岐点(ぶんきてん)
意味:物事がどうなるかの分かれ目。(出典:デジタル大辞泉)
・狭間(はざま)
意味:事と事の間。間の時間。(出典:大辞林 第三版)