ブレイクスルー
「ブレイクスルーが起こる」などのように使う「ブレイクスルー」という言葉。
英語では「breakthrough」と表記します。
「ブレイクスルー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ブレイクスルー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ブレイクスルーの意味
「ブレイクスルー」には次の意味があります。
・困難や障害を突破すること。また、その突破口。(出典:デジタル大辞泉)
革新的な技術や、新たな仕組みで今まで不可能とされていたものを可能にすることを指します。
「ブレイクスルー」は物理的なことだけでなく、精神的なことに対しても使います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・明日にでも世界のどこかの研究室で、画期的なブレイクスルーが起きるかもしれない
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・もちろん、重生起という概念だけで心脳問題にブレイクスルーを起こすことは無理である。
(出典:茂木健一郎『クオリア入門-心が脳を感じるとき』)
・こういうのは一度ブレイクスルーを起こせば、あとは速い。
(出典:定金伸治『ユーフォリ・テクニカ王立技術院物語』)
・機械による魔法発動補助の技術的ブレイクスルーをもたらすデバイスとして開発が競われている商品だ。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 13 スティープルチェース編』)
・現時点で、このきわめて困難な問題に対して最終的な解答を持っているというわけではないが、これまでの議論をふまえて、次のように考えることが、ブレイクスルーにつながるのではないだろうか。
(出典:茂木健一郎『意識とはなにか ―〈私〉を生成する脳』)
類語
・改革(かいかく)
意味:社会の変動や危機に対応し、あるいは適合するように社会的、経済的、政治的諸制度や諸組織、諸政策などを部分的に改善することをいう。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・斬新(ざんしん)
意味:趣向や発想などがきわだって新しいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・進化(しんか)
意味: 事物が進歩して、よりすぐれたものや複雑なものになること。(出典:デジタル大辞泉)
・文明開化(ぶんめいかいか)
意味:人知が開けて、世の中が進歩すること。(出典:四字熟語を知る辞典)
・打破(だは)
意味:うち破ること。負かすこと。また、障害となっていたものを取り除くこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)