ブランク
「三年のブランクがある」などのように使う「ブランク」という言葉。
英語では「blank」と表記します。
「ブランク」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ブランク」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ブランクの意味
「ブランク」には次の意味があります。
・本来継続するはずの物事の中で欠けている部分。実質的な内容のない部分。特に、仕事などをしないでぶらぶらしている期間や時間。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「ブランク」をわかりやすく言うと「仕事などをしていない、途切れた空白の期間」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・でも私は、ちょっとぐらいのブランクは許してやろうと思っていました。
(出典:小林道雄『翔べ! はぐれ鳥』)
・私にはブランクの時がはさまっているから、早さも特別に感じられます。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
・以後八〇年になって、再び一緒に仕事をするまで四年間のブランクがある。
(出典:山際淳司『Give up オフコース・ストーリー』)
・数日間のブランクをどうしていいのか、皆もてあましているようだった。
(出典:山際淳司『男たちのゲームセット』)
・社へ出ると、わずか数日のブランクで、全く別の社へ来たような気がした。
(出典:森村誠一『虚無の道標』)
類語
・余白(よはく)
意味:文字などを書いてある紙面で、何も記されないで白いままで残っている部分。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・切れ間(きれま)
意味:物が切れてできた間。また、物事のとだえた合間。(出典:デジタル大辞泉)
・空白(くうはく)
意味:継続しているものの一部分が欠けていること。何も存在しないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・白紙(はくし)
意味:何もなかったもとの状態。(出典:デジタル大辞泉)
・空(くう)
意味:何も存在しないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)