フランク
「フランクな会話」などのように使う「フランク」という言葉。
英語では、「flank」と表記します。
「フランク」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「フランク」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
フランクの意味
「フランク」には次の意味があります。
・ 気どったところがないさま。ざっくばらん。率直。(出典:デジタル大辞泉)
「フランクな性格」で「気どっていない率直な性格」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は自分の思考方法をかくそうとせず、他人についても自分の考えをフランクに話した。
(出典:井上靖『おろしや国酔夢譚』)
・口調ばかりでなしに表情もあけっぱなしの、フランクなものであった。
(出典:鮎川哲也『戌神はなにを見たか』)
・向こうもフランクに話しているようで、どこかわたしに壁を作っていたみたいだった。
(出典:新津きよみ『婚約者』)
・現在の学園の事態について、フランクに話せる場所がクラブである。
(出典:高野悦子『二十歳の原点』)
・気がついてみると誰もフランクに自分に相対してくれなくなってしまう。
(出典:大崎善生『アジアンタムブルー』)
類語
・ざっくばらん
意味:心中をさらけ出して隠し事をしないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・率直(そっちょく)
意味:かざりけがなく正直なこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・諤々(がくがく)
意味:正しいと思うことを遠慮せずに主張するさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ストレート
意味:表現が率直であること(出典:デジタル大辞泉)
・素直(すなお)
意味:飾り気がなくありのままであるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)