ファー
「ファーのコート」などのように使う「ファー」という言葉。
英語では「fur」と表記します。
「ファー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ファー」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ファーの意味
「ファー」には次の意味があります。
・毛皮。また、その製品。(出典:デジタル大辞泉)
「ファー(fur)」は「毛皮」を意味する英単語です。
ゴルフのファー(正確にはフォア)は「前方注意」を意味する「fore」であり、別の言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・革で出来たコートはファー付きで、高価なものだと佐山は判断する。
(出典:川上稔『AHEADシリーズ 1 終わりのクロニクル1〈上〉』)
・夕刻、暖かそうなファーに身を包んだ少女が待ち合わせ場所に向かっていた。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!1』)
・男性も女性も、ともに袖口にファーをあしらったレザー・ジャケット姿だ。
(出典:服部真澄『清談 佛々堂先生』)
・ドアの向こうに立っていたのは櫂くんではなく、首にファーのついた派手なコートを着た女の人だった。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 14 “文学少女”見習いの、卒業。』)
・私なんか緑のスウェードにファーがいっぱいついた、どこかのイブニングガウンをちょっと遊びで着てみた。
(出典:林真理子『美女入門 PART3』)
・女はコートと同じファーづかいのショルダーバッグから携帯をだして画面を確認している。
(出典:石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第4巻 電子の星』)
・大河はなんでもなさそうに本物のファーに包まれた肩をちょっとすくめ、さらりと言ってのける。
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第7巻』)
・ふわふわのファーがついたゴージャスな白いコートを羽織った峯子は、手を止めず背中を見せたまま答えた。
(出典:椹野道流『鬼籍通覧5 禅定の弓』)