ビビッド
「ビビッドな絵」などのように使う「ビビッド」という言葉。
英語では「vivid」と表記します。
「ビビッド」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ビビッド」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ビビッドの意味
「ビビッド」には次の意味があります。
・生き生きとしているさま。鮮やかなさま。(出典:デジタル大辞泉)
「ビビッドな配色」、「ビビッド感」などファッションや芸術分野などででしばしば使われる言葉です。
先述した「ビビッドな絵」であれば、「色あざやかな絵」というような意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・コントラストのはっきりしたビビッドな色、鮮やかな原色、冷色が似合います。
(出典:田中康夫『ファディッシュ考現学』)
・会話だってビビッドでなくてはならない。
(出典:奥田英朗『ララピポ』)
・九〇年代に入って生物としてのヒトの研究にビビッドな刺激をもたらした。
(出典:井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』)
・足元は素足に三足千円で買ったのであろう、妙にビビッドな模様の靴下を穿いていた。
(出典:山本文緒『眠れるラプンツェル』)
・この長篇の発表されたときには、木星のビビッドな描写とあいまって、大変な評判になった。
(出典:ジェイムズ・ブリッシュ『宇宙都市シリーズ(全4巻) 3 地球人よ、故郷に還れ』)
類語
・生き生き(いきいき)
意味:活気があふれていて勢いのよいさま。また、生気があってみずみずしいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・鮮やか(あざやか)
意味:技術・動作などがきわだって巧みであるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・鮮明(せんめい)
意味:あざやかではっきりしているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・清新(せいしん)
意味:新鮮でいきいきしていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・有り有り(ありあり)
意味:まるで現実であるかのようにはっきりと見えるさま。鮮やかに。(出典:デジタル大辞泉)