ビギナーズラック
「ビギナーズラックで優勝する」などのように使う「ビギナーズラック」という言葉。
英語では「beginner’s luck」と表記します。
「ビギナーズラック」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「ビギナーズラック」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ビギナーズラックの意味
「ビギナーズラック」には次の意味があります。
・賭けごとなどで、初めてする人が往々にしてつかむ幸運。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「ビギナーズラック」とはつまり、「初心者によくみられる、たまたま運よく物事がうまくいくこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・結局ビギナーズラックっていうのかしら、最初に作ったのが一番上出来だったわ。
（出典：今野緒雪『マリア様がみてる 5 ウァレンティーヌスの贈り物(前編)』）
・そのビギナーズラックのスコアは、こんなふうに登録されている。
（出典：橋本紡『半分の月がのぼる空5』）
・光晃の歴史的ビギナーズラックにケチを付けたのは、疑念による方針転換だった。
（出典：貴志祐介『硝子のハンマー』）
・木材資源の保護が叫ばれる今、こんなビギナーズラックだけで、何万もの本を世の中に出していいのだろうか?
（出典：岩本隆雄『星虫』）
・「礼なら、いつかまとめて返してくれればいいですよ」 ギャンブルにはビギナーズラックという言葉がある。
（出典：石田衣良『赤・黒(ルージュ・ノワール) 池袋ウエストゲートパーク外伝』）
類語
・瓢箪から駒（ひょうたんからこま）
意味：思いがけないことがきっかけとなって、思いもよらない結果が生じることのたとえ。瓢箪から駒が出る。（出典：ことわざを知る辞典）
・嘘から出た実（うそからでたまこと）
意味：嘘のつもりであったものが、結果的に、はからずも真実となること。（出典：デジタル大辞泉）
・怪我の功名（けがのこうみょう）
意味：過失や災難と思われたことが、思いがけなく好結果をもたらすこと。また、なにげなくしたことが、偶然にも好結果を得ること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・望外（ぼうがい）
意味：望んでいた以上によい結果であること。また、そのさま。思いのほか。（出典：デジタル大辞泉）
・紛れ（まぐれ）
意味：偶然の好運にめぐまれること。まぐれあたり（出典：デジタル大辞泉）
