ヒロイン
「ヒロイン願望」などのように使う「ヒロイン」という言葉。
英語表記では「heroine」と表します。
「ヒロイン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ヒロイン」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ヒロインの意味
「ヒロイン」には次の意味があります。
・劇・小説などの女主人公。また、実際の事件の中心となる女性。(出典:デジタル大辞泉)
ヒーロー(hero)英雄の女性版です。女傑から悲劇のヒロインまで、多彩なキャラクターに使われます。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・今のうちの劇団の売りは翼の脚本と新ヒロインゆいかちゃんの存在、それにサンボさんのキャラだから。
(出典:石田衣良 『下北サンデーズ』)
・かなたん、それって子供がよく欲しがるような変身ヒロインの衣装ってやつ?
(出典:白瀬修 『おと まほ 第4巻』)
・そこでは誰だって自分が主人公だし、悲劇のヒロインにも英雄にもなれるからだろう。
(出典:深谷忠記 『タイム』)
・そしてそのことが、かえって各ヒロインの個性を育成させた。
(出典:アン・マキャフリー 『恐竜惑星シリーズ 全2巻 1 惑星アイリータ調査隊』)
・源氏がえらんだ柄も色も、すべてヒロインたちの性格なり雰囲気なりの象徴である。
(出典:田辺聖子 『源氏紙風船』)
・夥しい数の私のヒロインたちが、私を糾弾し始めていた。
(出典:森瑤子 『ジンは心を酔わせるの』)
・彼女のヒロインたちは、甘さを取り出すまでに多大なる奉仕を必要とする、女王蜂なのです。
(出典:アン・マキャフリイ 『銀の髪のローワン』)
・これはミラノ時代の恋愛経験とともに、スタンダールの小説のヒロインたちの創造に大きな影響を与えている。
(出典:スタンダール 『赤と黒』)