バリアフリー
「バリアフリーのために工事する」などのように使う「バリアフリー」という言葉。
英語では「Barrier -free」と表記します。
「バリアフリー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「バリアフリー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
バリアフリーの意味
「バリアフリー」には次の意味があります。
・障害者や高齢者の生活に不便な障害を取り除こうという考え方。(出典:デジタル大辞泉)
もともと建築用語として使用されており、近年になって社会的な意味合いで使われるようになりました。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・大学時代の友人が介護保険を使って家をバリアフリーに改修したいという。
(出典:平安寿子『くうねるところすむところ』)
・高齢化社会に向けて、バリアフリーの依頼はますます増えていくに違いない。
(出典:日明恩『埋み火』)
・この藤倉邸の屋敷も離れも庭も、そのすべてが完全なバリアフリーになっているのだよ。
(出典:東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』)
・バリアフリーの廊下を渡って庭に出た。
(出典:馳星周『生誕祭(下)』)
・バリアフリーなどとは縁もゆかりもなさそうなこのビルで、車椅子でここまで来られたのが奇跡のようなものだった。
(出典:牧野修『ファントム・ケーブル』)
類語
・ユニバーサルデザイン
意味:障害の有無、年齢、性別、国籍、人種等にかかわらずさまざまな人々が気持ちよく使えるよう都市や生活環境を計画する考え方。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
・ノーマライゼーション
意味:障害者や高齢者がほかの人々と等しく生きる社会・福祉環境の整備,実現を目指す考え方。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・社会福祉(しゃかいふくし)
意味:個人や家族の所得を一定水準まで上げ,医療,住宅,教育,レクリエーションなどの福祉を増大させようとする活動,制度。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・エシカル
意味:環境や社会に配慮したさま。(出典:デジタル大辞泉)
・シルバー産業(しるばーさんぎょう)
意味:高齢者向けに施設,サービス,用具などを提供する産業。(出典:百科事典マイペディア)