ニート
「ニートやフリーター」などのように使う「ニート」という言葉。
英語では「NEET」と表記します。
「ニート」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ニート」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ニートの意味
「ニート」には次の意味があります。
・15歳以上 34歳以下で,どの学校にも通学しておらず,ふだん収入を伴う仕事をしていない独身の若年無業者。 (出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
「ニート(NEET)」は、英語の「Not in Employment,Education or Training」の略語です。
引きこもりの人(仕事や学校に行けず家に籠り、家族以外とほとんど交流がない人)もニートに該当します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・つまり、ニートもフリーターも派遣くんも、二十五歳までには定職につきたいと願っているのだ。
(出典:清水義範『いい奴じゃん』)
・そろそろ決めないと、ニート以外のなにものでもなくなる。
(出典:松岡圭祐『千里眼 堕天使のメモリー』)
・なんだろう、そのニートのような生活は。
(出典:西尾維新『悲鳴伝』)
・女性らしい、或は自分のように家庭を愛し、良人や自分をニートな生活で育てたいと思う者は、どうしても、毎日の生活を、バーレンなものにはして置けない。
(出典:宮本百合子『小さき家の生活』)
・長男司馬朗が曹操に重用されているから司馬家は安泰で、自分まで働く必要はないと考えていたようだが、そういうニート根性がいつまでも通じるはずがなかった。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部』)
類語
・無為徒食(むいとしょく)
意味:なすべきことを何もしないでただ遊び暮らすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・穀潰し(ごくつぶし)
意味:定職もなくぶらぶらと遊び暮らす者。無為徒食の者をののしっていう語。五穀潰し。(出典:デジタル大辞泉)
・遊び暮らす(あそびくらす)
意味:一日を遊んで暮らす。遊んで日々を過ごす。(出典:大辞林 第三版)
・ごろごろ
意味:何もしないで、暇をもてあましているさま。(出典:デジタル大辞泉)