ニュートラル
「ニュートラルな考え方」などのように使う「ニュートラル」という言葉。
英語では「neutral」と表記します。
「ニュートラル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ニュートラル」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ニュートラルの意味
「ニュートラル」には次の意味があります。
・ いずれにも片寄らないさま。中立的。中間的。(出典:デジタル大辞泉)
意見が分かれた場合など、どちらか一方によることなく、中立でいることを「ニュートラル」と言います。
また、車のギアがかみ合っていない状態なども「ニュートラル」と言います。
小説などでの具体的な使い方、類語については下記の通りです。
使い方・例文
・本当に、どうしてもっとニュートラルな考えかたが出来ないのでしょうか。
(出典:梅田みか『愛人の掟1』)
・またさっき喧嘩した相手でも今はできるだけニュートラルな気分で向き合おうとする。
(出典:玄侑宗久『死んだらどうなるの?』)
・正体不明の男は悪びれもせず、ニュートラルな調子でこう言った。
(出典:古沢良太,相田冬二『キサラギ』)
・静止した水の面を見るような、完全にニュートラルな顔。
(出典:篠田真由美『玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿』)
・緊張で上擦っていた僕の声も、いつしかニュートラルなものになっていた。
(出典:西尾維新『少女不十分』)
類語
・無色(むしょく)
意味:特定の主義・党派にかたよらないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・中立(ちゅうりつ)
意味:対立するどちらの側にも味方しないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・中を取る(なかをとる)
意味:中間を取る。(出典:デジタル大辞泉)
・不偏(ふへん)
意味:かたよらず公正な立場にあること。(出典:デジタル大辞泉)
・滅私(めっし)
意味:私心をなくすこと。(出典:デジタル大辞泉)