ナイーブ
「ナイーブな人」などのように使う「ナイーブ」という言葉。
英語では「naive」と表記します。
「ナイーブ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ナイーブ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ナイーブの意味
「ナイーブ」には次の意味があります。
・飾りけがなく、素直であるさま。また、純粋で傷つきやすいさま。単純で未熟なさま。(出典:デジタル大辞泉)
英語の「naive」の意味は日本語の「ナイーブ」の意味と異なり「幼稚さ」や「未熟さ」を表す言葉になりますので、使用する際は注意が必要です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・草野くんのようなナイーブな青年が主人公というのもいいかもしれない。
(出典:北川悦吏子『恋のあっちょんぶりけ』)
・それは、リーのいう虚栄心であり、彼女のナイーブさでもあったはずだ。
(出典:ドウス昌代『東京ローズ』)
・自分でも気づかなかったけれど、私って本当にナイーブな人間なんだ。
(出典:林真理子『美女入門』)
・思うに私らはナイーブなままでは善くあることはできないらしい。
(出典:倉田百三『愛と認識との出発』)
・だがそれを口にすると他人はわたしをナイーブだと笑う。
(出典:神林長平『戦闘妖精・雪風(改)』)
類語
・純朴(じゅんぼく)
意味:かざりけがなく素直なこと。人情が厚くて素朴なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・うぶ
意味:性情のすなおなさま。また、世間の物事を十分に知っていないさま。世馴れぬさま。初心(しょしん)。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・純真(じゅんしん)
意味:心にけがれのないこと。邪心がなく清らかなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・天真爛漫(てんしんらんまん)
意味:飾ったり気どったりせず、ありのままであること。無邪気で、ほほえましくなるようなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・無邪気(むじゃき)
意味:素直で悪気がないこと。いつわりや作為がないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)