ドリッパー
「ドリッパーでコーヒーを淹れる」などのように使う「ドリッパー」という言葉。
英語では「dripper」と表記します。
「ドリッパー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ドリッパー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ドリッパーの意味
「ドリッパー」には次の意味があります。
・コーヒーをいれるときに用いる、カップ形で底に小さな穴のあいた器具。内側にコーヒーフィルターをセットし、その中にコーヒーの粉を入れ、熱湯を注いでコーヒーを抽出する。プラスチック製・陶器製・ガラス製などのものがある。(出典:食器・調理器具がわかる辞典)
コーヒーをフィルターで濾(こ)してコーヒーを抽出する際に使用する器具のことで、コーヒードリッパーとも言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・マグカップの上にドリッパーを載せ、上から、少しずつ熱湯を注ぐ。
(出典:貴志祐介『青の炎』)
・真由美はサーバーにドリッパーとペーパーフィルターをセットした。
(出典:黒川博行『(疫病神シリーズ5) 破門』)
・愛用のドリッパーに純白のペーパーフィルターをセットし、電動ミルで挽ひいたコーヒー豆を入れる。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 16 半熟作家と“文学少女”な編集者』)
・陶製のドリッパーに、水に浸けて冷蔵庫に保管してあるネルをセットする。
(出典:貴志祐介『硝子のハンマー』)
・紙のフィルターをセットしたドリッパーをカップの上に直置きし、そこに缶を傾けてコーヒーをザッザッと落とし、ポットのお湯をドドドと注ぐ。
(出典:今野緒雪『お釈迦様もみてる 2 学院のおもちゃ』)
類語
・コーヒーサイホン
意味:蒸気圧を利用してコーヒーをいれるガラス製の器具。ポットに水を入れ、下部にアルコールランプなどの熱源を置いて沸騰させる。沸騰したら上部にコーヒーの粉を入れたこし器を差し入れる。再び加熱すると蒸気圧によってこし器に湯が移る。火を止め、しばらくすると抽出されたコーヒーが下のポットにこされて下りてくる。(出典:食器・調理器具がわかる辞典)
・ネルドリップ
意味:布製のフィルターを使用して、ひいたコーヒー豆を濾過ろかしていれたコーヒー。また、そのいれ方。(出典:デジタル大辞泉)
・コーヒーミル
意味:コーヒー豆をひく器具。手動式と電動式とがある。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・コーヒーメーカー
意味:電熱式のコーヒー沸かし器。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ペーパードリップ
意味:紙製のフィルターを使用して、ひいたコーヒー豆を濾過ろかしていれたコーヒー。また、そのいれ方。(出典:デジタル大辞泉)