ドミノ
「ドミノ倒し」などのように使う「ドミノ」という言葉。
英語では「domino」と表記します。
「ドミノ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ドミノ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ドミノの意味
「ドミノ」には次の意味があります。
・室内ゲームの一つ。ダイスの目と同じデザインの記号を無印同士 (0-0) から6-6まですべて組合せた 28個から成る長方形の板状牌を使う。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
ドミノの牌を並べて最初の牌を倒すと次々に倒れていく現象のように、ある出来事がきっかけとなって次々と同じようなことが起きることを比喩的に「ドミノ現象」や「ドミノ」と言います。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・私は思わず足をとめてドミノの牌を手にとった。
(出典:ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(上)』)
・客は奥のテーブルからドミノのように倒れ始めた。
(出典:垣根涼介『ヒート アイランド』)
・遊戯室の隅に腰かけて、ドミノ遊びに見とれているふりをしていた。
(出典:ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』)
・燃え上がった木が次々に倒れており、炎のドミノ倒しといった状態になっている。
(出典:梅原克文『カムナビ(下)』)
・ドミノ倒しのように十数台の自転車が倒れていく。
(出典:村山由佳『星々の舟』)
・大した数のドミノを並べない内に、端から弾いてしまうようなものだな。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第22巻』)
・僕はドミノのように将棋倒しになった書棚の山を眺めた。
(出典:清野静『時載りリンネ!1 はじまりの本』)
・二人を殺してでもドミノ現象が起こるのを防ごうとしたのだ。
(出典:西村京太郎『極楽行最終列車』)