ダイジェスト
「ダイジェスト映像」などのように使う「ダイジェスト」という言葉。
英語では「digest」と表記します。
「ダイジェスト」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ダイジェスト」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ダイジェストの意味
「ダイジェスト」には次の意味があります。
・書物などの内容を、わかりやすく要約すること。また、要約したもの。(出典:デジタル大辞泉)
例えば、全体像が短時間で把握できるように、わかりやすく要約された動画を「ダイジェスト動画」といいます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・己の奇天烈な運命がダイジェスト版に編集されて、再生されるのだ。
(出典:梅原克文『カムナビ(下)』)
・今大会におけるブラジルの五試合をダイジェストしたビデオだった。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)3―4』)
・スコッツボロ事件の裁判記録のダイジェストであった。
(出典:伊佐千尋『検 屍 M・モンローのヘア』)
・名歌を選んである以上、文学的な価値もあり、単なるダイジェストとは明かに異る。
(出典:福永武彦『第二随筆集 遠くのこだま』)
・ダイジェストが失敗した一九三六年時代の世論調査では、ギャラップ博士の調査所が正確であった。
(出典:宮本百合子『現代史の蝶つがい』)
類語
・要旨(ようし)
意味:述べられていることの主要な点。また、内容のあらまし。(出典:デジタル大辞泉)
・レジュメ
意味:要約。摘要。研究報告・講演・演説などで、その内容を手みじかにまとめて記したもの。(出典:デジタル大辞泉)
・あらまし
意味:事柄のだいたいのところ。概略。(出典:デジタル大辞泉)
・梗概(こうがい)
意味:物語などのあらすじ。あらまし。(出典:デジタル大辞泉)
・摘要(てきよう)
意味:重要な箇所を抜き書きすること。また、その抜き書きしたもの。(出典:デジタル大辞泉)