シーソーゲーム
「シーソーゲームが続く」などのように使う「シーソーゲーム」という言葉。
英語では「seesaw game」と表記します。
「シーソーゲーム」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「シーソーゲーム」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
シーソーゲームの意味
「シーソーゲーム」には次の意味があります。
・追いつ追われつの接戦となった試合。得点を取ったり取られたりする、白熱した試合。(出典:デジタル大辞泉)
「シーソーゲーム」とはつまり、「なかなか勝負がつかない、優勢と劣勢が入れ替わる互角の試合」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・インドシナの戦争はそれまで多くの場合、一種のシーソーゲームだった。
(出典:近藤紘一『戦火と混迷の日々』)
・シーソーゲームになって、いつ自分が代打に起用されるかわからない。
(出典:山際淳司『男たちのゲームセット』)
・その結果は一種のシーソーゲームで食うものも食われるものもともに大きくなって行くと考えられる。
(出典:今西錦司『生物の世界』)
・シーソーゲームのようなものだと思いながら、今は彼らが暴力に魅せられる気持ちがよくわかった。
(出典:佐野良二『闇の力』)
・シーソーゲームの感覚が、よけい舞子を不安にさせた。
(出典:帚木蓬生『受精』)
類語
・クロスゲーム
意味:白熱した接戦。勝敗がつきにくいほど伯仲した試合。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・デッドヒート
意味:競走や競馬などで、二者以上がほとんど同時に決勝点に入ること。また一般に、優劣の判定が難しい激しい争い。(出典:デジタル大辞泉)
・混戦(こんせん)
意味:どちらが勝つか予想できないような戦い。(出典:デジタル大辞泉)
・接戦(せっせん)
意味:力量が同じ程度でなかなか決着のつかない勝負。(出典:デジタル大辞泉)
・乱戦(らんせん)
意味:スポーツの試合などで、双方が互いに大量点をあげたりして、荒れ模様に戦うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)