シック
「シックな服」などのように使う「シック」という言葉。
フランス語では「chic」と表記します。
「シック」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「シック」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
シックの意味
「シック」には次の意味があります。
・いきなさま。あか抜けしているさま。(出典:デジタル大辞泉)
この他にも「しゃれている」「上品で落ち着いている」といった意味もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そのシックな装いがむしろ彼女の豊かな肢体を際だたせていた。
(出典:富野由悠季『機動戦士ガンダムIII』)
・そのシックな雰囲気の中でジョーゼットの薄茶のワンピースがさりげない美しさを放っていた。
(出典:阿刀田高『ナポレオン狂』)
・シックではあるが背広やネクタイを気にしないで入っていける店である。
(出典:開高健『最後の晩餐』)
・今年の秋こそは、シックでファッショナブルな女性になりたいと思う私である。
(出典:林真理子『美女入門 PART2』)
・ロンドンにおける五和の格好はシックでオトナな感じのものが多い。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第17巻』)
類語
・瀟洒(しょうしゃ)
意味:すっきりとあか抜けしているさま。俗っぽくなくしゃれているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・乙(おつ)
意味:普通と違って、一種のしゃれた情趣があるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・スマート
意味:服装や着こなしが当世風で垢抜けしているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・小意気(こいき)
意味: どことなく粋なこと。洗練されていること。(出典:デジタル大辞泉)
・鯔背(いなせ)
意味:粋(いき)で、勇み肌で、さっぱりしているさま。(出典:デジタル大辞泉)