サンドイッチ
「サンドイッチを食べる」などのように使う「サンドイッチ」という言葉。
英語では「sandwich」と表記します。
「サンドイッチ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「サンドイッチ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
サンドイッチの意味
「サンドイッチ」には次の意味があります。
・薄切りパンの間に肉,野菜,卵などをはさんだもの。軽い食事,弁当などにする。(出典:百科事典マイペディア)
「サンドイッチ」はもともと人の名前です。
何かを「挟む(はさむ)」という意味ではありません。
イギリスの貴族、ジョン・モンターギュ・サンドイッチ伯爵は、ギャンブルに熱中するあまり、片手間でも食べられるように召使いにパンにローストビーフなどを挟むように命じました。
これがサンドイッチの始まりといわれています。
「サンド」を「挟む」という意味で使うのは日本だけであり、英語の「sand」には「挟む」という意味はありません。
日本では比喩的に、何かと何かの間に挟まることを「サンドイッチ」と言うことがあります。
「サンドイッチ」は「サンドウィッチ」とも書きます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・サンドイッチを食べながら、レイフォンはなんだか悪い気になってきた。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス1』)
・来る日も来る日も尊敬と信頼のサンドイッチで、息が詰まりそうだぜ。
(出典:つかこうへい『小説熱海殺人事件』)
・うちに帰ってサンドイッチでも作るまで、辛抱しなければならなかった。
(出典:フレドリック・ブラウン『73光年の妖怪』)
・弁当はやらないけど、サンドイッチ代ぐらいでいいんなら貸してやるぞ?
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 凛 Unlimited Blade Works TrueEnd -Brilliant Years』)
・中身が自転車の巨大なサンドイッチが、たちまち四トン車を一杯にした。
(出典:高杉良『勇気凜々』)
類語
・ホットドッグ
意味:フランクフルトソーセージをさす場合と、このソーセージをロールパンに挟んだサンドイッチをさす場合がある。(出典:日本大百科全書)
・BLTサンド
意味:ベーコン・レタス・トマトを挟んだサンドイッチ。BLTはベーコン(bacon)・レタス(lettuce)・トマト(tomato)の頭文字。(出典:和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典)
・クラブサンドイッチ
意味:トーストした3枚のパンの間に具材を挟んだサンドイッチ。(出典:和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典)
・パニーニ
意味:イタリアのサンドイッチ。特に、具を挟んだパンを上下から波状の鉄板で挟んで斜めのしまの焼き目をつけたホットサンドイッチをさす。(出典:和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典)