サマリー
「サマリーを作成する」などのように使う「サマリー」という言葉。
英語では「summary」と表記します。
「サマリー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「サマリー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
サマリーの意味
「サマリー」には次の意味があります。
・論文などの要約。概要。(出典:デジタル大辞泉)
上記のとおり「要約」のことを「サマリー」といいますが、例えば株式市場の動向をまとめたレポートなどのことをサマリーという場合もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そうして、今の私にとってはサマリーを英文タイプしておくことは、今夜、電話で母に何と言おうかと考えることと同じくらい、また大切なことなのだ。
(出典:田中康夫『昔みたい』)
・似たようなデフォルトメッセージ音のままにしていたのが失敗だった、忘れずに音色を変更しておくべしと脳内サマリーに書き加えてから、ハルユキは背筋を伸ばし、改めて口を開いた。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 05 -星影の浮き橋-』)
・コピーを何枚も何枚も取ったり、資料をそろえたり、カルテを整理したり、退院サマリーを作ったりと、下らない仕事は次から次へ降ってくる。
(出典:橋本紡『半分の月がのぼる空 第04巻』)
・看護サマリーを作成した。
・サマリー提出の締め切りが明日に迫った。
類語
・要覧(ようらん)
意味:統計図表などを用い、要点をまとめて、見やすくした文書。(出典:デジタル大辞泉)
・概論(がいろん)
意味:領域全体のあらましを要約して述べること。また、述べたもの。(出典:デジタル大辞泉)
・略筆(りゃくひつ)
意味:要点以外を省略して書くこと。また、その文章。省筆。略文。(出典:デジタル大辞泉)
・要説(ようせつ)
意味:要点をしぼって解説すること。また、そのもの。多く、書名などに用いる。(出典:デジタル大辞泉)
・大意(たいい)
意味:文章で、言おうとしている要点。大体の意味。おおよその趣旨。(出典:デジタル大辞泉)