サウナ
「サウナ風呂」などのように使う「サウナ」という言葉。
「サウナ」は、フィンランド語では「sauna」と表記します。
「サウナ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「サウナ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
サウナの意味
「サウナ」には次の意味があります。
・熱気を用いたフィンランド式の蒸し風呂。(出典:デジタル大辞泉)
熱した石や蒸気などを用いて、室温をセ氏70度から100度前後にした蒸し風呂のことを指します。
比喩的に、サウナのように空間が蒸した状態を「サウナ状態」と言うこともあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・サウナのロビーなんかで、生ぬるいビールなんか飲んじゃいけないのッ。
(出典:東海林さだお『食後のライスは大盛りで』)
・授業のない日などは、午前中からサウナに入って気持よく一汗かいていた。
(出典:稲垣美晴『フィンランド語は猫の言葉』)
・彼は一人の若い客としてその場に赴き、服を脱いでサウナに入った。
(出典:井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』)
・あのサウナ・バスへ行き、今度は裸になるといきなり浴槽へ体を沈めた。
(出典:半村良『獣人伝説』)
・このサウナのせいで、銭湯内には微妙な階級分けの雰囲気が漂っていた。
(出典:原田宗典『東京困惑日記』)
類語
・風呂(ふろ)
意味:入浴のための設備。(出典:デジタル大辞泉)
・砂風呂(すなぶろ)
意味:温泉熱などで砂を温め、その中にからだを埋めて温まる設備。(出典:デジタル大辞泉)
・トルコ風呂(とるこぶろ)
意味:トルコ人など回教徒の間で広く行われた入浴法。密室に熱気を充満させる乾燥浴で、発汗後にからだを洗う。(出典:デジタル大辞泉)
・熱気浴(ねっきよく)
意味:電熱装置で内部の空気を熱した箱の中に、患部あるいは全身を入れて治療する方法。(出典:デジタル大辞泉)
・銭湯(せんとう)
意味:入浴料を取って一般の人を入浴させる浴場。(出典:デジタル大辞泉)