サイボーグ
「サイボーグをつくり出す」などのように使う「サイボーグ」という言葉。
英語では「cyborg」と表記します。
「サイボーグ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「サイボーグ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
サイボーグの意味
「サイボーグ」には次の意味があります。
・人間と機械が一体となり、意識することなしに機械が自律的調節系として働く、人間‐機械統合体のこと。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
体の一部を機械として改造された生物(ロボコップなど)や、完全な機械でありながら、人間や動物とそっくりの外見を持つもの(ターミネーターなど)などのことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・きみは本当に人間でいるよりサイボーグでいる方がいいのかい?
(出典:ジョン・ヴァーリイ『バービーはなぜ殺される』)
・自決したというのは、谷底に残された六体のサイボーグ兵士のことだ。
(出典:高千穂遙『クラッシャージョウ・シリーズ(全13巻) 10 ダイロンの聖少女』)
・ただ単純に動くだけでは、サイボーグはよちよち歩きすら出来ないのだ。
(出典:大迫純一『ゾアハンター 3 復讐のエムブリオ』)
・それもサイボーグ化したときのサイコ・ブロックのためなのだろうか。
(出典:栗本薫『さらば銀河1』)
・サイボーグはその原子のひとつまで、土鬼の身体に吸収されてしまった。
(出典:菊地秀行『魔界都市〈新宿〉』)
類語
・改造(かいぞう)
意味:建物・機械・組織などをつくり直すこと。別の用途にかなうようにつくりかえること。(出典:デジタル大辞泉)
・メカトロ二クス
意味:メカニズム (機械装置,機構) とエレクトロニクス (電子工学) の合成語で,機械工学の製品にマイクロコンピュータなどの電子工学分野の成果を付加した高性能・多機能製品の開発を目指す電子機械工学のこと。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・ロボット
意味:人間をはじめとする動物の動きを基本に動作する機械や装置。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
・人造人間(じんぞうにんげん)
意味:機械的操作で手足や身体の各部分が自動的に動くように作られた人形。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・人工生命(じんこうせいめい)
意味:システムやソフトウェアを、生物の成長や進化の過程のように自律性を持たせて形成する技術のこと。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)