コンフィデンシャル
「コンフィデンシャルレター」などのように使う「コンフィデンシャル」という言葉。
英語では「confidential」と表記します。
「コンフィデンシャル 」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「コンフィデンシャル」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
コンフィデンシャルの意味
「コンフィデンシャル」には次の意味があります。
・秘密であるさま。(文書が)機密であるさま。(手紙が)親展であるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
つまり「コンフィデンシャル」とは「中身が秘密であること」という意味です。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・教師がそのコンフィデンシャルなものを私に覚られたと気づきはしまいか、といふ心配なのだつた。
(出典:神西清『母たち』)
・Bランクがコンフィデンシャルで、株主の利益を損うと同時に会社の事業経営を阻害するものです。
(出典:森村誠一『人間の証明』)
・宮本は日立がすでにビクターとの間で、VHSに関するコンフィデンシャル・アグリーメントを結んだことを、友人で東芝のテレビ部長をしている中山雄には知らせたが、三洋にはまだ報告していなかった。
(出典:佐藤正明『陽はまた昇る 映像メディアの世紀』)
・東洋技研では、カンパニーシークレットやコンフィデンシャルが頻々と社外へ流れるのに手を焼いて、今度新たに〝情報管理部〟という部を新設して、本格的に機密防衛に取り組みはじめたのです。
(出典:森村誠一『人間の証明』)
類語
・トレードシークレット
意味:機密事項として管理されている、企業の顧客情報や未公開の新製品、ノウハウなど、企業に経済利益を与える情報。(出典:デジタル大辞泉)
・厳秘(げんぴ)
意味:かたく守らなければならない秘密。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・他言無用(たごんむよう)
意味:秘密を他の人に話してはならないということ。(出典:四字熟語を知る辞典)
・内密(ないみつ)
意味:表沙汰にしないこと。また、そのさま。内緒。(出典:デジタル大辞泉)
・門外不出(もんがいふしゅつ)
意味:貴重な芸術品などで、めったに他人に見せたり貸したりせず秘蔵すること。また、その物。(出典:デジタル大辞泉)