コンセンサス
「コンセンサスを得る」などのように使う「コンセンサス」という言葉。
英語では「consensus」と表記します。
「コンセンサス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「コンセンサス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
コンセンサスの意味
「コンセンサス」には次の意味があります。
・意見の一致。合意。(出典:デジタル大辞泉)
「コンセンサス」は特にビジネスシーンでよく使われる言葉で、「全員の意見の一致」や「多数の意見の一致」や「お互いの意見の一致」などを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・宗教や思想の枠を超え、全人類にひとつのコンセンサスが広がっていった。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・長年、気心の知れたつき合いをしてきた者同士のコンセンサスがあるだけだ。
(出典:ロッデンベリイ『スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ!』)
・もっとも代理母については日本ではまだそのコンセンサスが取れているとは言えませんがね。
(出典:楡周平『マリア・プロジェクト』)
・モンセンスとかコンセンサスという概念を最初からもちあわせていない。
(出典:里中哲彦『鬼平犯科帳の真髄』)
・捜査会議でも決定的なコンセンサスは得られていない。
(出典:宮部みゆき『模倣犯 上』)
類語
・賛成(さんせい)
意味:人の意見や行動をよいと認めて、それに同意すること。(出典:デジタル大辞泉)
・合意(ごうい)
意味:互いの意思が一致すること。法律上は、当事者の意思表示が合致すること。(出典:デジタル大辞泉)
・支持(しじ)
意味:ある意見・主張などに賛成して、その後押しをすること。(出典:デジタル大辞泉)
・同意(どうい)
意味:他人の意見などに対して、賛成すること。(出典:デジタル大辞泉)
・了解(りょうかい)
意味:物事の内容や事情を理解して承認すること。了承。(出典:デジタル大辞泉)