コミュニティ
「地域のコミュニティ」などのように使う「コミュニティ」という言葉。
英語では「community」と表記します。
「コミュニティ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「コミュニティ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
コミュニティの意味
「コミュニティ」には次の意味があります。
・村落、都市、地方など、地域性と共同性という二つの要件を中心に構成されている社会のこと。特に地縁によって自然発生的に成立した基礎社会をいう。住民は同一の地域に居住して共通の社会観念、生活様式、伝統をもち、強い共同体意識がみられる。地域社会。共同体。(出典:精選版 日本国語大辞典)
コミュニティは、日本語では共同体または地域社会と訳される言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ここにはまだ新しい都市型のコミュニティなどは誕生していない。
(出典:縄田一男『捕物帳の系譜』)
・運が悪かった百姓は、コミュニティで助けあうのが本当だと思うんだがね。
(出典:ハインライン『愛に時間を2』)
・でも私は、私たちは、コミュニティの一員であると同時に一個の人間です。
(出典:福井晴敏『機動戦士ガンダムUC 08 宇宙と惑星と』)
・うまくいったらコミュニティ同士で奪い合いをしてくれるでしょう。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 2』)
・コミュニティは徐々に死滅していき、毎年、その数は減少していった。
(出典:カヴァン『氷』)
類語
・共同体(きょうどうたい)
意味:家族や村落など、血縁や地縁に基づいて自然的に発生した閉鎖的な社会関係、または社会集団。協同体。(出典:デジタル大辞泉)
・地域社会(ちいきしゃかい)
意味:ある一定の地域に住む人々から成る社会。地縁社会。(出典:大辞林 第三版)
・宅地(たくち)
意味:家屋の敷地。また、住居を建てるための土地。(出典:デジタル大辞泉)
・住宅地(じゅうたくち)
意味:住宅をつくるための土地。また、住宅の集まっている地域。(出典:デジタル大辞泉)