ガイドライン
「ガイドラインを示す」などのように使う「ガイドライン」という言葉。
英語では「guideline」と表記します。
「ガイドライン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ガイドライン」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ガイドラインの意味
「ガイドライン」には次の意味があります。
・政策・施策などの指針。指標。(出典:デジタル大辞泉)
「ガイドライン」には示す側と示される側があります。
その内容はあくまで、そうすること、そうあることが望ましいという、前者から後者への期待であり、法的拘束力はないとされています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・人生のガイドラインが最初から決まっているとしたら、人の努力はどうなるのだ。
(出典:山本文緒『プラナリア』)
・米司法省反トラスト局は一九六八年に企業の合併に関するガイドラインを決めた。
(出典:佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』)
・与党ガイドラインにも、処理策は国際的に説明がつくもの、とあるはずだ。
(出典:高杉良『金融腐蝕列島(下)』)
・彼女はそのガイドラインまで指示したわ。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 11 背徳の惑星』)
・ついでに、大人の人々が目くじら立ててる、削除とガイドラインについても語ってみよう。
(出典:井上トシユキ,神宮前.org『2ちゃんねる宣言 挑発するメディア』)
類語
・ガイダンス
意味:不慣れで事情のわからない者に対して、初歩的な説明をすること。案内。手引き。また、そのための催し。(出典:デジタル大辞泉)
・マニュアル
意味:作業の手順などを体系的にまとめた冊子の類。(出典:デジタル大辞泉)
・綱領(こうりょう)
意味:政党、労働組合など、ある組織において団体活動のよりどころとなる基本方針。その主張、目的、政策、あるいは実践の規範などを示したもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・規範(きはん)
意味:行動や判断の基準となる模範。手本。(出典:デジタル大辞泉)
・道標(みちしるべ)
意味:道案内、物事の順序や手引きなどをすること。また、そのための人や文書。案内者。手引き。(出典:デジタル大辞泉)