オールドファッション
「オールドファッションのデザイン」などのように使う「オールドファッション」という言葉。
英語では「old-fashioned」と表記します。
「オールドファッション」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「オールドファッション」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
オールドファッションの意味
「オールドファッション」には次の意味があります。
・古めかしいこと。古くさいこと。流行おくれ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「オールドファッション」は、「old=古い」と「fashioned=流行、スタイル」からなる言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・オールドファッションの時計革で一枚続きの、時計の下をくぐらせて留めるやつ。
(出典:中井英夫『虚無への供物』)
・オールドファッションのドレスを、ためつすがめつ品定めしているヤングミセス。
(出典:上坂冬子『おんなの一人旅』)
・これは今ではオールドファッションだというが、オールドファッションはしばしば人間の帰巣本能を満たしてくれる。
(出典:本間千枝子『アメリカの食卓』)
・よく使い込んだオールドファッションのシステムキッチンの手前には、大男が一人らくらく出入りできるようなワインレッドの冷蔵庫が大きく場所をとっている。
(出典:梅田みか『別れの十二か月』)
・青年の手は、マティニをいれたオールドファッショングラスにのびかけたが、指がこわばって自由がきかないみたいで、またひきさがり、にぎりしめられてしまった。
(出典:小松左京『流れる女』)
類語
・旧式(きゅうしき)
意味:形、デザイン、作り方などが古くさいこと。時代おくれ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・前近代的(ぜんきんだいてき)
意味:やり方などが一時代前のもので、合理性に欠けるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・古風(こふう)
意味:古い習慣や流儀。昔風の考え方や、やり方。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・アナクロ
意味:時代に遅れたり逆行していたりするさま。(出典:デジタル大辞泉)