オーソリティー
「業界のオーソリティーである」などのように使う「オーソリティー」という言葉。
英語では「authority」と表記します。
「オーソリティー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「オーソリティー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
オーソリティーの意味
「オーソリティー」には次の意味があります。
・ある専門の分野での権威者。第一人者。大家。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「オーソリティー」を分かりやすく言えば「ある分野において優れており信頼されている人」という意味です。
また「権威」という意味でも使います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この分野のオーソリティーの一人だという。
(出典:柘植めぐみ,北沢慶,山本弘『妖魔夜行 穢された翼』)
・とある国際会議で、広告業界のオーソリティーのスピーチがあった。
(出典:米原万里『ガセネッタ&シモネッタ』)
・梨央はオーソリティーっぽく、おごそかに口を切った。
(出典:平安寿子『くうねるところすむところ』)
・北欧風ガーデニングではすでにオーソリティーだという。
(出典:樋口有介『魔女』)
・男性の芸術家は女性を描く、これにオーソリティーを認める。
(出典:宮本百合子『日記』)
類語
・権威(けんい)
意味:ある分野において優れたものとして信頼されていること。その分野で、知識や技術が抜きんでて優れていると一般に認められていること。また、その人。オーソリティー。(出典:デジタル大辞泉)
・泰山北斗(たいざんほくと)
意味:泰山と北斗星。転じて、その道の大家として最も高く尊ばれる人。泰斗(出典:デジタル大辞泉)
・大家(たいか)
意味:ある分野で、特にすぐれた見識・技能をもっている人。(出典:デジタル大辞泉)
・重鎮(じゅうちん)
意味:ある社会・分野で重きをなす人物。(出典:デジタル大辞泉)
・大宗(たいそう)
意味:物事の初め。おおもと。また、ある分野での権威ある大家。(出典:デジタル大辞泉)