オーソライズ
「オーソライズを得る」などのように使う「オーソライズ」という言葉。
英語では「authorize」と表記します。オーサライズと表されることもあります。
「オーソライズ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「オーソライズ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
オーソライズの意味
「オーソライズ」には次の意味があります。
・正当と認めること。公認すること。(出典:デジタル大辞泉)
ビジネスの場でもよく使われる言葉であり、その場合、組織の見解として認められるという意味となります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・それらはすべてが、完全に学問的に認定され、オーソライズされた事実であるにもかかわらず、僕にとって相当に驚くべき実験報告と思えた。
(出典:川又千秋『邪火神』)
・歌舞伎町には、こうした新商法をオーソライズして商標化する機能を持つ一時代があった。
(出典:橋本克彦『欲望の迷宮 新宿歌舞伎町』)
・そのためには何よりもまず中世以来定まった形をもたず、口伝で庶民の間に伝えられてきた〈一三〇人の子供の失踪〉についての伝説にオーソライズされた型を与える必要があった。
(出典:阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男 ――伝説とその世界』)
・彼が突き付けた、その意見は、前もって社長からオーソライズされたものだったことに、会議に参加していた役員一同は驚きを隠せなかったのである。
・私は、これで、そのリクリエーションがクラスの当校の行事としてオーソライズを受けたらしいことを悟った。
・だが元々、彼女が言うような職業は、補助対象の職業としてオーソライズされていないのである。
・一旦は、覆ったと思われた主張も、結局のところ、組織のオーソライズを得ていなかった。
・弁護士は、その権利が、上席のオーソライズを得て行使にいたったものだと立証してみせた。